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機能概要と基本操作

機能概要

MicroPeckerX LIN Analyzer Plusのシミュレーション機能では、LINバスへの送信設定をSimulation Windowで設定できます。

機能説明
シミュレーションモード以下から選択できます。
None(モニタのみ), Master Sim.(マスターシミュレーション), Slave Sim.(スレーブシミュレーション), Log Replay(ログ再生), Extended(プラグイン拡張)
マスターシミュレーション(Master Sim.)マスターノードとして動作し、以下の機能を有しています。
- スケジュール送信機能(スケジュールを設定してフレームを自動送信)
- 割り込み送信(キー入力などのトリガによって任意のフレームを送信)
スレーブシミュレーション(Slave Sim.)スレーブノードとして動作し、マスターノードから受信したヘッダに対するレスポンスをIDごとに設定して送信できます。
ログ再生(LoReplay)マスターノードとして動作し、ログファイルを読み込んでそのまま送信できます(最大120万レコード)。
また、以下の設定も可能です。
- ループ再生
- モニタリング開始から初回のフレーム送信までの間隔
- ログ検出またはキー入力をトリガとする送信開始
パターンファイルマスターシミュレーション、スレーブシミュレーションの各モードで、パターンファイルを読み込んでレスポンスのデータを設定し、時間経過などをトリガとしてデータを変更することができます。

これにより、実環境さながらのフレーム送信やバス負荷テスト、再現実験、手動デバッグを簡単かつ多様なパターンで実行できます。


Simulation Windowの画面説明

Simulation Windowでは、シミュレーション機能の設定が可能です。

Simulation Window
項目説明
チャンネル選択タブ
(①枠部分)
使用するチャンネルを選択できます。
LIN Simulation Mode使用するSimulation Modeを選択できます。ラジオボタンの選択肢とそれぞれの意味合いは以下の通りです。
【None】 モニタモード(フレーム送信なし)
【Master Sim.】 マスターシミュレーションモード(マスターノードとして動作)
【Slave Sim.】 スレーブシミュレーションモード(スレーブノードとして動作)
【Log Replay】 ログ再生モード
【Extended】 拡張モード
Initial Statusモニタリング開始時の状態を選択できます。ラジオボタンの選択肢とそれぞれの意味合いは以下の通りです。
【Wakeup】 ウェイクアップモード
【Sleep】 スリープモード
設定ウィンドウ
(②枠部分)
送信データ等の設定ウィンドウです。選択したSimulation Modeにより内容は異なります。

モニタモード

「Simulation Window」のSimulation Modeで「None」を選択するとモニタモードとなり、送信は行いません。
このモードでは、選択中のChの設定情報をクリアすることが可能です。

None
項目説明
All Clearボタンクリックすると、選択チャンネルのシミュレーション設定情報をすべてクリアします。
Master Sim. Clearボタンクリックすると、選択チャンネルのマスターシミュレーションの設定情報をすべてクリアします。
Slave Sim. Clearボタンクリックすると、選択チャンネルのスレーブシミュレーションの設定情報をすべてクリアします。
LogReplay Clearボタンクリックすると、選択チャンネルのログ再生の設定情報をすべてクリアします。