Monitor Window
Monitor Windowでは、モニタリング中に取得したログデータをリアルタイムで表示します。主な機能は以下の通りです。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| チャンネル別タブ表示 | 最大8チャンネルのログデータから、表示対象のチャンネルをタブで選択できます。 |
| ログ表示ビューモード選択 | 以下の2種類から選択できます。 - Signal View:単一のチャンネルを大きく表示します。 - Dual View:2つのチャンネルを並べて表示します。 |
| LINバス負荷グラフ | 各チャンネルの通信負荷(バス使用率)をリアルタイムでグラフ表示します。 |
これにより、複数のバスを同時に監視しつつ、負荷状況も一目でチェックできます。
Monitor Windowの画面説明
| 項目 | 説明 | 補足事項 |
|---|---|---|
| ログ表示ビューモード設定 (①枠部分) | ログ表示ビューモードの切り替えができます。ラジ オボタンの選択肢は以下の通りです。 Single View, Dual View | 詳細については「ログ表示ビューモード」を参照してください。 |
| Ch選択タブ (②枠部分) | ログ表示ビューモードが「Single View」の場合に、ログ表示の対象とするChをタブで選択できます。 | ログ表示ビューモードが「Dual View」の場合、Ch選択タブの代わりにCh選択用のプルダウンメニューが表示されます。 |
| ログ表示エリア (③枠部分) | LINバスのモニタリングログデータを表示します。 | 表示される項目については「ログ表示エリア」を参照してください。 |
| Status (④枠部分) | LINバスの負荷状態などを表示します。 | この枠部分は、ログ表示ビューモードに「Single View」を選択した場合にのみ表示されます。詳細は「Status表示内容」を参照してください。 |
ログ表示エリア
| 項目 | 説明 | 補足事項 |
|---|---|---|
| Time | 送受信時のタイムスタンプを表示します。 | Optionダイアログの「Time Stamp Form」で設定した表示形式で表示されます。 |
| Ch | 送受信したチャンネルを表示します。 | |
| Protocol | 送受信したプロトコルを表示します。 | |
| Dir | 送信フレームの場合は「T」、受信フレームの場合は「R」をそれぞれ表示します。 | 「Type」が「B-Sleep」(フレームの送受信なし)の場合は「-」(ハイフン)を表示します。 |
| Label | 「Label Filter Window」で設定したラベルフィルタ条件に合致するフレームの場合、そのラベル名を表示します。 | 詳細はラベル機能を参照してください。 |
| State | 正常フレームの場合は「OK」、エラーフレームの場合は「NG」をそれぞれ表示します。 | |
| Type | フレーム種別を表示します。 | |
| Format | ブレークフィールドのビット幅、またはウェイクアップシグナルの送受信時間を表示します。それぞれの表示対象となる「Type」は以下の通りです。T 【ブレークフィールドのビット幅】 Header, LIN Frm., Sleep, SyncBrk. Short, Parity Err., SyncField Err. 【ウェイクアップシグナルの送受信時間】 Wakeup | 左記のリストに含まれない「Type」の場合は「-」(ハイフン)を表示します。 |
| ID | 送受信したIDを16進数で表示します。 | |
| DLC | 送受信したデータ長を表示します。 | |
| D1~D8 | 送受信したデータを16進数で表示します。 | フレーミングエラーが発生した場合は「-」(ハイフン)を表示します。 |
| CS | 送受信したチェックサムを表示します。 | フレーミングエラーが発生した場合は「-」(ハイフン)を表示します。 |
Status表示内容
Ch毎のバス状態、トラフィック状態を表示します。
ログ表示ビューモードに「Single View」を選択した場合にのみ表示されます。
| 項目 | 説明 | 補足事項 | |
|---|---|---|---|
| Revision | 「Device Window」で設定したLIN仕様のリビジョンを表示します。 | ||
| Baudrate | 「Device Window」で設定した通信ボーレートを表示します。 | ||
| Status | LINバスの状態を以下のいずれかで表示します。 Wakeup, Sleep, Run | ||
| Total Packet | モニタリング中に送受信したデータフレーム数を表示します。表示されるフレーム数には、「Error Packet」に表示されるエラーフレーム数も含まれます。 | Optionダイアログの「LIN/CXPI : Calculate Wakeup pulses as packets」を有効にした場合は、ウェイクアップシグナルもデータフレームとして扱います。 | |
| Error Packet | モニタリング中のエラーフレーム数を表示します。 | ||
| VBAT | VBATへの電源供給の有 無を表示します。表示内容とそれぞれの意味合いは以下の通りです。 【ON】 VBATへの電源供給が行われています。 【OFF】 VBATへの電源供給が行われていません。 | ||
| Bus Traffic | グラフ表示 (①枠部分) | モニタリング中における直近1分間のバス負荷の変化を表示します。グラフの更新間隔は1秒です。 この枠部分を右クリックすると「Copy」のメニューが表示され、選択するとグラフ表示の画像をWindowsメタファイル(WMF)形式でクリップボードにコピーできます。 | グラフの横軸は経過時間(1目盛が10秒)、縦軸はバス負荷(1目盛が10%)をそれぞれ意味します。 |
| Max | モニタリング中のバス負荷の最大値を表示します。 | ||
| Min | モニタリング中のバス負荷の最小値を表示します。 | ||
| Ave | モニタリング中のバス負荷の平均値を表示します。 | ||
ログ表示ビューモード
ログ表示ビューモードは「Single View」と「Dual View」の2種類があり、ラジオボタンで切り替えできます。
「Display Filter Window」でFilter Enabledにチェックが入っているChの場合、Ch選択ボックスの表記にフィルタアイコンが表示されます。
Single View
ログ表示エリアに単一Chのモニタリングログデータを、「Status」にバス状態やトラフィック状態をそれぞれ表示します。表示対象のChはタブで選択できます。
「Display Filter Window」の「Filter Enabled」が有効の場合、以下のようにフィルタアイコンがCh選択タブに表示されます。
Dual View
ログ表示エリアに2つのChのモニタリングログデータを並べてに表示します。表示対象のChはプルダウンメニューで選択できます。
「Display Filter Window」の「Filter Enabled」が有効の場合、以下のようにフィルタアイコンがCh選択用のプルダウンメニューに表示されます。
