機能概要と基本操作
機能概要
MicroPeckerX LIN Analyzer Plus のモニタリング機能では、接続されたLINバスのフレームデータをリアルタイムで取得・表示できます。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| リアルタイム同時監視 | 接続された最大4チャンネルのデータを同時にモニタリングできます。 |
| ログファイル出力 | LINバスのフレームデータが、CSV形式のテキストファイル形式で、PCの指定したフォルダに自動保存されます。 |
| 表示モード切替 | Monitor Windowでは、1チャンネルの送受信データと通信ステータスを表示する「Single View」と、2チャンネルの送受信データを並べて表示する「Dual View」の2種類を、状況に合わせて切り替えられます。「Dual View」では、DIO/AD用のチャンネルと並べての表示も可能です。 |
| IDごとの最新データ表示 | Each ID Windowでは、送受信したLIN IDごとに最新のフレーム情報のみを表示し、最新状況を一目で把握できます。 |
| フィルター表示 | 送受信データの中から、特定の条件に合致するデータのみに絞り込んで表示できます。 |
| ラベル表示 | 送受信データの中 から、特定の条件に合致するデータに任意のラベルを付与し、文字や背景の色を変更して強調表示させることができます。 |
| トリガー機能 | ログファイルへのデータの保存を、設定した条件の検出に合わせて自動で開始/終了させることができます。 |
これにより、複数バスの状況を効率的に監視し、必要なデータを瞬時に把握できます。
なお、本章では、モニタリングとロギングを以下の定義で使用しています。
| 項目 | モニタリング(または、モニタ) | ロギング |
|---|---|---|
| 動作 | LINバスから取得したデータをGUIアプリケーション上にリアルタイムで表示します。 | LINバスから取得したデータをCSV形式形式でPCの指定フォルダに自動保存します。 |
| データ保存 | 送受信したデータはGUIアプリケーションのメモリ内にのみ保存され、アプリケーションを終了するとすべて消去されます。 | ファイルに保存されたデータはアプリケーションを終了してもそのまま保持され、後から解析や共有が可能です。 |
基本操作
1. モニタリングを開始
以下のいずれかの操作でモニタリングを開始します。
- メニューバーの「Command」ー「Start」を選択。
- ツールバーの
ボタンをクリック。 - F5キーを押下。
ヒント
「オプション設定」によっては、モニタリングの開始時に画面のレイアウトがMonitor Layoutに自動で切り替わります。
2. モニタリングデータ表示
モニタリング中のログは、「Monitor Window」と「Each ID Window」で確認することができます。
3. モニタリングを停止
以下のいずれかの操作でモニタリングを停止します。
- メニューバーの「Command」ー「Stop」を選択。
- ツールバーの
ボタンをクリック。 - F6キーを押下。
- Escキーを押下。
ヒント
「オプション設定」によっては、モニタリングの停止時に画面のレイアウトがAnalyze Layoutに自動で切り替わります。
ロギング設定保存
ツールバーの「Log」設定から、モニタリング中のデータのロギング設定ができます。
詳細については、「ツールバーのLog設定」を参照してください。
