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IDフィルタリング

MicroPeckerX InstaGWを使って、対象CAN IDのみフィルタリングしてCANバスに流すことができます。

製品使用イメージ

use2

開発中のECUに対して、特定のCAN ID(100, 202)のみを流したい、とします。 GW設定ファイルの記述例は以下のとおりです。

共通設定

Comシート

use2
  • 各Chの「Arbitration Part」「Payload Part」のボーレート設定を行います。 この接続例では、Ch1、Ch2はCANのボーレート設定になります。
  • 即時GWを使用する場合は、「Immedate GW Protocol」が各Chのプロトコル設定になります。 この接続例では、Ch1、Ch2はCANの設定になります。

即時GWを使用する場合

即時GWは遅延の少ないゲートウェイ[*]が可能です。

Immediate GWシート

use2
  • 各ChのプロトコルゲートウェイするCAN IDの設定を行います。 この接続例では、1->2(Ch1->Ch2)の対象CAN ID 100,202を設定しています。

[*]:ゲートウェイレイテンシー3.5μs程度 CAN FD通信(アービトレーションフェーズ500kbps、データフェーズ2Mbps)での計測値

通常GWを使用する場合

通常GW[*]はID付替、任意のタイミングでの送信設定が可能です。

Gatewayシート

use2
  • 各ChのゲートウェイするCAN IDの設定を行います。 この接続例では、1->2(Ch1->Ch2)は両方CANプロトコルを設定しています。
  • ゲートウェイ対象CAN ID 100, CAN ID 202はそのままCh2へゲートウェイしています。 また、Ch2へゲートウェイする際、10msの遅延を付与してゲートウェイ設定をしています。

[*]:ゲートウェイレイテンシー12.5μs~20μs程度(データ長依存) CAN FD通信(アービトレーションフェーズ500kbps、データフェーズ2Mbps)での計測値