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Microsoft .NET Frameworkでの注意点

開発環境に「Microsoft .NET Framework」(以下「.NET環境」)を使用する場合は、構造体や定数の定義などが異なります。
詳細については、以下のAPIリファレンスを参照してください。

APIリファレンス

.NET環境の対応バージョンは4.0以降です。

構造体定義

.NET環境では、構造体はvalue structで定義されます。各構造体は、メンバ変数の型がC++/CLI形式に変更されますが、メンバ変数名や構造体定義については変更されません。
ただし、一部の構造体では例外的な処理を行っています。

(1) StMPXCANVersion構造体(APIのバージョン情報)のメンバ変数APIVersionは、以下のように文字列で定義されています。

StMPXCANVersion

(2) StMPXCANSlot構造体(フレーム情報)のメンバ変数Incrementは、8バイトのByte型配列(ビットで指定)ではなく、64バイトのByte型配列で定義されています(バイトで指定)。

StMPXCANVersion

Visual Studioでの利用

C#またはVB.NETで本SDKを使用する場合は、Visual Studioのプロジェクトにて、以下のラッパDLLファイルを参照してください。

.NET環境ラッパDLLファイル
無償版(32bit版)MPXCANFDCtrldotNET40Free.dll
無償版(64bit版)MPXCANFDCtrldotNET40Free_x64.dll
有償版(32bit版)MPXCANFDCtrldotNET40.dll
有償版(64bit版)MPXCANFDCtrldotNET40_x64.dll

無償版(32bit版)での設定例

プロジェクト内[参照]を右クリック→[参照の追加]→参照マネージャーにて「MPXCANFDCtrldotNET40Free.dll」を追加

DLL情報ファイル(ファイル名はラッパDLLファイル名から拡張子を「xml」に変更したものが該当します)をラッパDLLファイルと同じフォルダ内に格納しておくと、コード補完にてAPIの詳細が表示されます。