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API詳細

本製品で使用できる各APIの詳細を説明します。

凡例

このページでは、各APIの詳細を以下の形式で説明します。

形式[関数の型] [関数名]([引数], ...)
引数[引数の型][引数名][in/out][引数の説明]
戻り値[戻り値の型][戻り値(エラーコード)][戻り値(エラーコード)の説明]
機能[関数の機能の説明]
補足[関数の補足説明]

[引数の型]が構造体となっている場合、構造体にセットする値、またはセットされる値については「構造体定義(struct)」を参照してください。

[in/out]は、関数の呼び出し時にセットする場合はin、関数の処理でセットされる場合はoutになります。

API詳細

MPXGetAPIVersion

本APIのバージョン情報を取得します。

形式ER MPXGetAPIVersion(StMPCANVersion * Version)
引数StMPXAPIVersion *VersionoutAPIのバージョン情報
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常(NULLポインタ指定など)
機能本APIのバージョン情報を取得します。

MPXOpen

MicroPeckerX本体を認識させます。

形式ER MPXOpen(StMPXDeviceInfo * Devices, uint8_t * Count)
引数StMPXDeviceInfo *Devicesout認識したMicroPeckerX本体のデバイス情報
uint8_t *Countout認識したMicroPeckerX本体の台数
戻り値ERE_OK正常終了
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能PCに接続しているMicroPeckerX本体を認識させ、認識したMicroPeckerX本体の台数とデバイス情報を取得します。
補足複数のMicroPeckerX本体をPCに接続している場合、その中から最大4台まで同時に認識させることができます。ただし、認識させるMicroPeckerX本体を任意で指定することはできません。

MPXClose

MicroPeckerX本体の認識を解除します。

形式ER MPXClose(void)
戻り値ERE_OK正常終了
機能認識中のMicroPeckerX本体の認識を全て解除します。

MPXSetLED

MicroPeckerXのLEDを制御します。

形式ER MPXSetLED(uint32_t Serial, uint8_t LEDRed, uint8_t LEDGreen, uint8_t LEDGreenBlink, uint8_t LEDYellow, uint8_t LEDYellowBlink)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tLEDRedin赤色LED点灯
(指定可能な値は「LED設定」を参照)
uint8_tLEDGreenin緑色LED点灯
(指定可能な値は「LED設定」を参照)
uint8_tLEDGreenBlinkin緑色LED点滅
(指定可能な値は「LED設定」を参照)
uint8_tLEDYellowin黄色LED点灯
(指定可能な値は「LED設定」を参照)
uint8_tLEDYellowBlinkin黄色LED点滅
(指定可能な値は「LED設定」を参照)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能Serialに指定したMicroPeckerX本体のLEDを制御します。
赤色LEDは、LEDRedにMPX_LED_ONを指定すると点灯し、MPX_LED_OFFを指定すると消灯します。
緑色LEDは、LEDGreenにMPX_LED_ONを指定すると点灯し、MPX_LED_OFFを指定すると消灯します。また、LEDGreenBlinkにMPX_LED_ONを指定すると、LEDGreenの指定値に関わらず点滅します。
黄色LEDは、LEDYellowにMPX_LED_ONを指定すると点灯し、MPX_LED_OFFを指定すると消灯します。また、LEDYellowBlinkにMPX_LED_ONを指定すると、LEDYellowの指定値に関わらず点滅します。

MPXGetStatus

MicroPeckerX本体のステータスを取得します。

形式ER MPCANGetStatus(uint32_t Serial, uint16_t * StatusCh1, uint16_t * StatusCh2)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint16_t *StatusCh1outCH1のステータス
(セットされる値は「MicroPeckerXステータス」を参照)
uint16_t *StatusCh2outCH2のステータス
(セットされる値は「MicroPeckerXステータス」を参照)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能Serialに指定したMicroPeckerX本体の各CHのステータスを取得します。

MPXMonitorStart

モニタリングを開始します。

形式ER MPXMonitorStart(uint32_t Serial, uint8_t SyncMode)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tSyncModein同期モード
(指定可能な値は「同期モード」を参照)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能Serialに指定したMicroPeckerXのモニタリングを開始します。
SyncModeにMPX_SYNC_MASTERを指定した場合はマスタモード、MPX_SYNC_SLAVEを指定した場合はスレーブモードでそれぞれ動作します。
MPXSetSlot」でスロット情報を設定していた場合は、フレーム種別にMPX_CAN_FRAME_TYPE_PERIODICまたはMPX_CAN_FRAME_TYPE_EVENTPERIODICを指定しているスロットのフレーム送信も開始します。
補足本APIを呼び出してモニタリングを開始する前に、「MPXSetCANParam」を呼び出して通信パラメータを設定する必要があります。
複数のMicroPeckerX本体を動作させる場合は、スレーブモードで動作させる全てのMicroPeckerX本体のモニタリングを開始してから、マスタモードで動作させるMicroPeckerX本体のモニタリングを開始してください。

MPXMonitorStop

モニタリングを停止します。

形式ER MPXMonitorStop(uint32_t Serial, uint32_t * mSec, uint16_t * uSec)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint32_t *mSecoutタイムスタンプ(ミリ秒)
uint16_t *uSecoutタイムスタンプ(マイクロ秒)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能Serialに指定したMicroPeckerX本体のモニタリングを停止し、その時点でのタイムスタンプを取得します。
mSecとuSecにセットされたタイムスタンプは、その時点までに受信したログの内容が保証されることを意味します。
補足複数のMicroPeckerX本体を動作させている場合は、マスタモードで動作しているMicroPeckerX本体のモニタリングを停止させてから、スレーブモードで動作しているMicroPeckerX本体のモニタリングを順次停止させてください。

MPXGetTimeStamp

タイムスタンプを取得します。

形式ER MPXGetTimeStamp(uint32_t Serial, uint32_t * mSec, uint16_t * uSec)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint32_t *mSecoutタイムスタンプ(ミリ秒)
uint16_t *uSecoutタイムスタンプ(マイクロ秒)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能Serialに指定したMicroPeckerX本体の現在のタイムスタンプを取得します。
取得したタイムスタンプはmSecとuSecにセットされます。
補足mSecとuSecにセットされるタイムスタンプの値は、本APIを呼び出したタイミングとのタイムラグがあることに注意してください。

MPXSetGetLogMode

モニタリング中のログ情報(送受信データ)を取得する方法を設定します。

形式ER MPXSetGetLogMode(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, uint8_t Mode)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
uint8_tModeinログ取得モード
(指定可能な値は「ログ取得モード」を参照)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHから送られるログ情報の受信方法を設定します。
ModeにMPX_GETLOG_CALLBACKを指定するとコールバック関数モード、MPX_GETLOG_GETLOGAPIを指定するとログ取得APIモードで、それぞれ動作します。
補足コールバック関数モードに設定した場合は、「MPXSetLogCallBack」を呼び出してログ情報の取得に使用するコールバック関数を設定する必要があります。
ログ取得APIモードに設定した場合は、「MPXGetLog」または「MPXGetLogEx」を呼び出してログ情報を定期的に取得する必要があります。

MPXSetLogCallBack

モニタリング中のログ情報(送受信データ)を取得するためのコールバック関数を設定します。

形式ER MPXSetLogCallBack(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, void * Self, uint8_t ** Log1, uint8_t ** Log2, void (* CallBack) (uint32_t, uint8_t, void *, uint8_t, uint16_t))
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
void *Selfin呼び出し元クラスポインタ
uint8_t **Log1inログ情報を格納する配列のポインタ
uint8_t **Log2inログ情報を格納する配列のポインタ
関数ポインタCallBackinコールバック関数のポインタ
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHから送られるログ情報を取得するためのコールバック関数を設定します。
CallBackで指定するコールバック関数の引数は、それぞれ以下の通りです。
【第1引数:uint32_t型】 対象のMicroPeckerXのシリアル番号
【第2引数:uint8_t型】 対象のCH番号(1または2)
【第3引数:void *型】 呼び出し元クラスポインタ
【第4引数:uint8_t型】 ログ情報の格納先(Log1の場合は1、Log2の場合は2)
【第5引数:uint16_t型】 有効なログの件数(サイズではありません)
補足本APIは、コールバック関数モードでログ情報を取得する場合のみ有効です。

MPXGetLog

モニタリング中のログ情報(送受信データ)を、DLL内に確保されているログ情報構造体バッファから取得します。

形式ER MPXGetLog(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, StMPXCANLog ** Log, uint16_t * Count, uint8_t * BufferOver)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
StMPXCANLog **Logoutログ情報構造体配列のポインタ
uint16_t *Countout取得したログ情報件数
uint8_t *BufferOveroutバッファオーバーラン
(セットされる値は「バッファオーバーラン有無」を参照)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHから送られるログ情報を取得します。
取得したログ情報は、ライブラリ内に確保されているログ情報構造体バッファの先頭ポインタがLogに、件数がCountにそれぞれセットされます。
バッファオーバーランが発生した場合は、BufferOverにMPX_LOG_BUFOVER_TRUEがセットされます。
補足本APIは、ログ取得APIモードでログ情報を取得する場合のみ有効です。
本APIでは、取得したログ情報を格納するための構造体配列を呼び出し元で用意する必要はありません。

MPXGetLogEx

モニタリング中のログ情報(送受信データ)を、呼び出し元で用意したログ情報構造体配列に取得します。

形式ER MPXGetLog(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, StMPXCANLog * Log, uint16_t Num, uint16_t * Count, uint8_t * BufferOver)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
StMPXCANLog *Login/outログ情報構造体配列
uint16_tNuminログ情報構造体配列の要素数
uint16_t *Countout取得したログ情報件数
uint8_t *BufferOveroutバッファオーバーラン
(セットされる値は「バッファオーバーラン有無」を参照)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHから送られるログ情報を取得します。
Logには取得したログ情報をセットするための構造体配列を、Numには配列の要素数を、それぞれ指定してください。
取得したログ情報の件数はCountにセットされます。
CountがNumより大きい場合はバッファオーバーランが発生し、BufferOverにMPX_LOG_BUFOVER_TRUEがセットされます。
補足本APIは、ログ取得APIモードでログ情報を取得する場合のみ有効です。
本APIでは、取得したログ情報を格納するための構造体配列を呼び出し元で用意する必要があります。

MPXSetCANParam

CANまたはCAN FDの通信パラメータを、既定の選択肢から設定します。

形式ER MPXSetCANParam(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, StMPXCANParam * Param)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
StMPXCANParam *Paraminパラメータ設定情報構造体のポインタ
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、CANまたはCAN FDの通信パラメータをParamの指定値で設定します。
補足本APIの呼び出しにより、MicroPeckerXステータスがMPX_STATUS_PARAM(パラメータ設定待ち状態)に変化します。

MPXSetSlot

CANまたはCAN FDのスロット情報を、モニタリング開始前に設定します。

形式ER MPXSetSlot(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, StMPXCANSlot * Slots, uint8_t SlotCount)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
StMPXCANSlot *Slotsinスロット情報
uint8_tSlotCountin設定スロット数
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、CANまたはCAN FDのスロット情報を設定します。
Slotsには設定したいスロット数分のスロット情報構造体配列を、SlotCountには配列の要素数を、それぞれセットしてください。
補足本APIは、モニタリングの開始前にスロット情報を設定するためのものです。
モニタリング中にスロット情報を設定したい場合は、「MPXChangeSlot」を呼び出してください。

MPXChangeSlot

CANまたはCAN FDのスロット情報を、モニタリング中に設定します。

形式ER MPCANChangeSlotData(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, uint8_t SlotNo, uint8_t SlotEnabled, uint8_t ReqInfo, StMPXCANFrame * Frame)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
uint8_tSlotNoin対象のスロット番号(1~28)
uint8_tSlotEnabledinスロットの有効/無効
(指定可能な値は「スロット有効/無効」を参照)
uint8_tReqInfoinスロット変更の要求情報
(指定可能な値は「スロット変更の要求情報」を参照)
StMPXCANFrame *Frameinフレーム属性情報構造体のポインタ
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_TRG_BUSYトリガ設定失敗
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、SlotNoに指定したCANまたはCAN FDのスロット情報をモニタリング中に設定します。
補足本APIは、モニタリング中にスロットの有効/無効、CAN/CAN FDのフレーム情報の設定を変更するためのものです。
モニタリングの開始前にスロット情報を設定したい場合は、「MPXSetSlot」を呼び出してください。

MPXSendSlot

CANまたはCAN FDのスロットへの送信要求を行います。

形式ER MPXSendSlot(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, uint8_t SlotNo)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
uint8_tSlotNoin対象のスロット番号(1~28)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_TRG_BUSYトリガ設定失敗
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、SlotNoに指定したCANまたはCAN FDのスロットへの送信要求を行います。
補足本APIは、「MPXSetSlot」で設定したスロット情報において、SlotNoに指定したスロットのフレーム種別がMPX_CAN_FRAME_TYPE_PERIODICまたはMPX_CAN_FRAME_TYPE_EVENTPERIODICの場合のみ有効です。

MPXDirectSend

スロットを介さずに直接CANまたはCAN FDのフレームを送信します。

形式ER MPXDirectSend(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, StMPXCANDirect Frame)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
StMPXCANDirectFramein送信フレーム
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_DCT_FULLダイレクト送信バッファ空きなし
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、スロットを介さずにFrameで指定したフレームの送信要求を行います。

MPXSetLogRequestCallBack

ログ再生モード、またはバースト転送モード(ログ再生)での動作中に、MicroPeckerX本体からログ再生用データを要求された時のコールバック関数を設定します。

形式ER MPXSetLogRequestCallBack(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, void * Self, void (* CallBack ) (uint32_t, uint8_t, void *, uint8_t, uint16_t))
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
void *Selfin呼び出し元クラスポインタ
関数ポインタCallBackinコールバック関数のポインタ
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHからログ再生用データの送信を促された時のコールバック関数を設定します。
コールバック関数の引数は、それぞれ以下の通りです。
【第1引数:uint32_t型】 対象のMicroPeckerXのシリアル番号
【第2引数:uint8_t型】 対象のCH番号(1または2)
【第3引数:void *型】 呼び出し元クラスポインタ
【第4引数:uint8_t型】 ログ枯渇発生フラグ
【第5引数:uint16_t型】 受け入れ可能なログのサイズ(バイト数)
補足本APIは、「MPXSetCANParam」で設定した通信パラメータにおいて、動作モードがMPX_MODE_CAN_LOGREPLAYまたはMPX_MODE_CAN_BURST_LOGの場合のみ有効です。

MPXSetLogReplayData

ログ再生モード、またはバースト転送モード(ログ再生)で使用するログ再生用データをMicroPeckerX本体に送信します。

形式ER MPXSetLogReplayData (uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, uint8_t * Log, uint32_t LogCount)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
uint8_t *Loginログ再生用データ
uint32_tLogCountinログ再生用データのサイズ(バイト数)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_LOG_OVERログ再生データ数オーバー
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、ログ再生用データを送信します。
Logには送信するログ再生用データ配列の先頭番地を、LogCountには配列のサイズを、それぞれセットしてください。
補足ログ再生用データは、複数のフレーム情報が連続した配列となります。フレーム情報の構造体については「StMPXCANReplayLog」を参照してください。ただし、データ(D1~D64)は可変長となります。
各々のフレーム情報において、データ長が奇数の場合は、最終データの後に1バイトのパディング(値は不定でかまいません)が必要となります。
一度に送信可能なログ再生用データのサイズは、最大16384バイトです。
本APIは、「MPXSetCANParam」で設定した通信パラメータにおいて、動作モードがMPX_MODE_CAN_LOGREPLAYまたはMPX_MODE_CAN_BURST_LOGの場合のみ有効です。

MPXSetBurstLog

バースト転送モード(1フレーム)で使用するフレーム情報を設定します。

形式ER MPXSetBurstLog(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, StMPXCANSlot * Frame)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
StMPXCANSlot *Frameinフレーム情報
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、Frameで指定したバースト転送モード(1フレーム)用のフレーム情報を設定します。
補足本APIは、「MPXSetCANParam」で設定した通信パラメータにおいて、動作モードがMPX_MODE_CAN_BURST_FRMの場合のみ有効です。

MPXSetLogReplayTrigger

ログ再生モード、またはバースト転送モード(ログ再生)において、ログ再生用データの送信を開始するトリガ条件を設定します。

形式ER MPXSetLogReplayTrigger(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh, uint8_t TriggerType, StMPXCANID TriggerID)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
uint8_tTriggerTypeinトリガ種別
(指定可能な値は「トリガ種別」を参照)
StMPXCANIDTriggerIDinトリガID
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、ログ再生用データの送信を開始するトリガ条件を設定します。
補足本APIは、「MPXSetCANParam」で設定した通信パラメータにおいて、動作モードがMPX_MODE_CAN_LOGREPLAYまたはMPX_MODE_CAN_BURST_LOGの場合のみ有効です。
動作モードがMPX_MODE_CAN_BURST_FRMの場合は、本APIを呼び出さないでください。

MPXLogReplayStart

ログ再生モード、またはバースト転送モードでの送信を開始します。

形式ER MPXLogReplayStart(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_TRG_BUSYトリガ設定失敗
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、ログ再生用データまたはバースト転送モード用フレームの送信を開始します。
補足モニタリングの開始直後から送信を開始したい場合は、先に本APIを呼び出してからモニタリングを開始してください。
本APIは、「MPXSetCANParam」で設定した通信パラメータにおいて、動作モードがMPX_MODE_CAN_LOGREPLAY、MPX_MODE_CAN_BURST_FRM、MPX_MODE_CAN_BURST_LOGのいずれかである場合のみ有効です。

MPXLogReplayStop

ログ再生モード、またはバースト転送モードでの送信を停止します。

形式ER MPXLogReplayStop(uint32_t Serial, uint8_t InnerCh)
引数uint32_tSerialin対象のMicroPeckerX本体のシリアル番号
uint8_tInnerChin対象のCH番号(1または2)
戻り値ERE_OK正常終了
E_PARAMパラメータ異常
E_DEVICEデバイスが見つからない
E_COMM通信異常
E_STATUSステータス異常
E_TIMEOUT通信タイムアウト
機能SerialとInnerChに指定したMicroPeckerX本体のCHに対して、ログ再生用データまたはバースト転送モード用フレームの送信を停止します。
補足本APIは、「MPXSetCANParam」で設定した通信パラメータにおいて、動作モードがMPX_MODE_CAN_LOGREPLAY、MPX_MODE_CAN_BURST_FRM、MPX_MODE_CAN_BURST_LOGのいずれかである場合のみ有効です。