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インストールとドライバ起動

フォルダ構成

フォルダ・ファイル名内容
01_drvSocketCANドライバ本体が含まれるディレクトリです。
02_sampleサンプルスクリプトが含まれるディレクトリです。
ReadMe.txtこのマニュアルの原本ファイルです。

インストール方法

ドライバのビルド(初回のみ)

  1. 01_drvディレクトリをLinux PCにコピーします。
  2. ターミナルで01_drvに移動し、makeコマンドを実行します(GCC必須)。
cd 01_drv
make

実行中のカーネル用バイナリが生成されます。

MicroPeckerX SocketCANドライバの起動

ドライバの起動(簡易版)

mpdrv_runは、MicroPeckerX SocketCANドライバの起動手順をまとめたスクリプトです。
手軽にドライバ起動を実行できます。

  1. mpdrv_runファイルに実行権限を付与します。
chmod +x mpdrv_run
  1. ドライバをロードします。
./mpdrv_run load
  1. can0, can1の両方のチャンネルを起動します(未使用でも必ず両方起動が必要です)。
./mpdrv_run start can0
./mpdrv_run start can1

ドライバの起動(手順版)

MicroPeckerX SocketCANドライバの起動手順です。

  1. Socket CANカーネルドライバを起動します。
sudo modprobe can
  1. デバイスドライバ用ライブラリを読み込みます。
sudo modprobe can_div
  1. MicroPeckerXドライバを読み込みます。
sudo insmod ./MpxDrv.ko
  1. can0のCAN/CAN FDプロトコル設定をします。
sudo ip link set can0 mtu 16

設定値は以下のとおりです。

プロトコル指定設定値
CANmtu 16
CAN FDmtu 72
  1. can0 ネットワークインターフェースを500Kbpsで起動します。
sudo ip link set can0 up type can bitrate 500000

本ドライバは、2ch対応ですので、can1も同様に起動します。

  1. can1のCAN/CAN FDプロトコル設定をします。
sudo ip link set can1 mtu 16
  1. can1 ネットワークインターフェースを500Kbpsで起動します。
sudo ip link set can1 up type can bitrate 500000

以上で、MicroPeckerX SocketCANドライバの起動は完了です。

ヒント

以下の動画(YouTube) も参考にしてインストールしてください。

MicroPeckerX SocketCAN Driverクイックスタートガイド(candump)

※動画は古いバージョンとなります。最新版は2ch対応のためcan0とcan1両方をstartしてください。