MicroPeckerX SocketCANドライバ
MicroPeckerX SocketCANドライバのFrequently Asked Question(よくいただくご質問)です。
製品仕様
通信ボーレートをユーザー側で変更する方法はありますか?
現状、通信ボーレートをユーザー側で変更する方法はありません。SocketCANの起動時に指定するボーレートで通信が行われますが、ドライバ自体は固定ボーレートとなっています。
MicroPeckerX SocketCANドライバの通信ボーレートがアービトレーションボーレート500kbps、データボーレート2Mbpsの固定版ということなら、CAN FD専用という理解で良いですか?
SocketCANドライバは、Classic CAN と CAN FD の両方に対応しています。Classic CANの場合はアービトレーションボーレート(500kbps)のみで通信が行われ、CAN FDの場合はアービトレーションボーレート500kbps/データボーレート2Mbpsで通信します。受信についても、500kbpsのClassic CANメッセージと500kbps/2MbpsのCAN FDメッセージの両方をサポートしてい ます。
Windows11+WSL2(Ubuntu20.04)+USBIPD-WIN環境でMicroPeckerXを使用できますか?
WSL2ではUSB認識に追加ドライバは基本的に不要ですが、SocketCAN自体がWSL2で動作保証されていません。USBデバイスのパススルー等に制約がある場合もありますので、基本的には物理Linuxマシンでのご利用を 推奨します。
Raspberry Pi OS(PiOS)でビルドできますか?
PiOSの初期状態ではカーネルヘッダが存在しないため、ビルドできません。ビルドする場合はカーネルヘッダを以下のaptで追加インストールしてください。また、対応カーネルバージョンや環境にもご注意ください。
sudo apt-get install raspberrypi-kernel-headers 又は、sudo apt install raspberrypi-kernel-headers
sudo apt-get install raspberrypi-kernel-headers 又は、sudo apt install raspberrypi-kernel-headers
VirtualBoxなどの仮想Linux環境でMicroPeckerXのSocketCANドライバは使えますか?
VirtualBoxがUSB2.0の接続に非対応の場合、MicroPeckerXの要求を満たせないことがあります。仮想マシンでの動作は公式サポート外ですが、USB2.0以上の設定を有効にし、デバイスのパススルーが機能すれば利用できる場合もあります。